TESLA(テスラ)の蓄電池のメリットとデメリットを徹底解説!評判・口コミは良い?

「テスラの蓄電池を導入したいけど、価格や補助金など詳しく知りたい。」

「蓄電池って実際役に立つの?」

蓄電池は決して安い買い物ではないので、導入に躊躇する場合もあるでしょう。メリットやデメリットなどもしっかり理解した上で購入したいですよね。

今回は電気自動車で有名なアメリカの会社テスラが開発・販売する蓄電池の「Powerwall」(パワーウォール)を紹介します。

日本市場に2020年春から参入したばかりの蓄電池で,タイリッシュなデザインや大容量な蓄電量、そして低価格などから注目が集まっています。自宅や電気自動車に電力供給が可能で、停電時も電力を確保できます。

再生可能エネルギーが促進されている現代、環境へ配慮し、電力会社への依存を減らす意味も込めて蓄電池を検討しましょう。

テスラ蓄電池で電力を自給自足

再生可能エネルギーの促進や電気代の節約、そして何より災害などの非常時に備えての蓄電池が最近人気を集めています。

最近では、2020年にアメリカの会社テスラからバッテリー技術を応用して誕生したパワーウォールという蓄電池が日本で販売が開始されました。

テスラのパワーウォールは、太陽光発電システムで発電した電気を蓄え、普段の生活や電気自動車への電力の供給はもちろん、停電などの非常時も一般家庭1日分の電力をまかなうことができる膨大な蓄電量などが注目を集めている蓄電池です。

テスラの蓄電池の特徴

電気自動車で有名なテスラですが、実は蓄電池も魅力的なんです。テスラの蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」がおすすめな理由をまとめました。

スタイリッシュな薄型デザイン

テスラのパワーウォールは厚みが14.7cmと薄型でシンプルなデザイン。これまでは設置が難しかった狭小住宅であっても設置しやすくなっています。

正面には「TESRA」とブランドロゴが入っており、あえて見えるところに設置しておきたくなる外観です。

大容量&高出力で停電時にも安心

電池容量が13.5kWhと、国内の他メーカーと比べて大容量です。さらに200V対応の全負荷型で、最大出力が7kWと高出力のため、エアコンや電子レンジといった電力をたくさん使う家電製品も使用できます。(連続使用時は5kW)

停電時でも普段通りの生活を送りたいという方に、テスラのパワーウォールはぴったりと言えます。

モード選択でエネルギー効率アップ

目的に合わせてモードを選べば、太陽光発電量や電力消費量に合わせて蓄電量を最適にしてくれます。

「自家消費モード」を選べば、太陽光発電した電気をできるだけ自宅で消費し、二酸化炭素排出量を抑えることができます。エネルギー自給率を高めたい方はこちらのモードを選びましょう。

オール電化住宅にお住まいの場合は「時間帯制御モード」を選ぶと、夜間の安い電力を有効利用して、電気料金を最も安くできるようエネルギーを効率化してくれます。

専用アプリで簡単コントロール

「Tesla」アプリを使えば、スマホでいつでもどこでもパワーウォールを操作できます。前述のモード選択はもちろん、太陽光発電の発電量、蓄電量、自宅の電力消費量まですぐに確認可能です。

圧倒的な低価格

「蓄電池は気になるけど、導入費用が高すぎる」と費用面で諦めたり悩んだりしている人も多いでしょう。テスラの蓄電池は工事代以外の本体価格は税込で1,089,000円です。国内産の蓄電池を導入しようとすると蓄電池自体でその3~4倍かかる計算です。

比べてみると国内産の蓄電池よりテスラはかなりの低価格で導入できます。この衝撃の低価格から価格破壊なんて呼ばれています。安くても安全性や蓄電池としての機能面は国内産の蓄電池と比べても引けを取りません。

【蓄電池販売価格】

メーカー 容量 価格
テスラ 13.5kWh 1,089,000円
ニチコン 11.1kWh 3,700,000円
オムロン 9.8kWh 4,620,000円
シャープ 9.5kWh 3,575,000円
パナソニック 11.2kWh 3,580,000円

(参照:エコでんち公式サイト  )

テスラは補助金が出る?

蓄電池を導入する際、各自治体から補助金を受けられる場合があります。テスラのパワーウォールは、残念ながら補助金の対象外です。

補助金を受けるためには、電気安全環境研究所による電気設備の安全性を確かめる試験や調査を受け、要件を満たせば発行されるJET認証が必要です。

テスラ社はアメリカや国際的な安全基準は満たしていますが、日本のJET認証は申請中でまだ認証が下りていません。日本は災害も多く、基準が厳しいので認証を得るまで少し時間がかかるかもしれません。

補助金は受けられませんが、圧倒的な低価格のテスラのパワーウォールは補助金を受けなくても補助金を受けた後の他のメーカーの蓄電池価格よりも安い場合もあります。検討している蓄電池とテスラの蓄電池のどちらが導入費用が安くなるのか、シュミレーションして比較してみましょう。

導入から設置までの流れ

テスラ蓄電池の代表的な導入から設置までの流れを説明します。

①施工店へ問い合わせ

まずはテスラからパワーウォールの設置の認定を受けた施工店をピックアップして連絡をしましょう。2日本へ進出したばかりなので設置工事をしている施工店はまだまだ少ないので確認が必要です。ただ、パワーウォールの価格はどこも同じなので安心して下さい。

②現地調査

テスラの蓄電池はJET認証が下りていないので、設置する前に安全性の確認を施工店が事前に調査してくれます。テスラは安全基準を満たしていますが、設置が難しいと判断される場合もあることを認識しておきましょう。

③見積もり・契約

現地調査が終了し、設置可能となったら見積もりと契約内容の確認です。テスラは他の蓄電池と比較すると低価格ですが、決して安くはないので施工店によってはローンも組めます。また、仕様書やメンテナンス、損傷した場合などのアフターフォローもしっかりと確認しましょう

④設置工事

契約が完了したらいよいよ設置工事です。設置後は依頼主立会いのもと蓄電池の作動等を確認し、問題なければ引き渡しです。

テスラの蓄電池はアメリカから参入したばかりで、値段も低価格などの理由からなかなか入手しづらい状況でもあります。また、現地調査で安全性の調査に時間がかかる場合も。申し込んだからといってすぐの導入は難しく時間がかかる場合が多いので注意してください。

蓄電池って実際どうなの?評判・口コミは?

そもそも蓄電池は実際役に立つのか、導入した人の評価はいかがなものでしょうか。


オール電化の家庭も増え停電時に蓄電池があると大助かりです

照明や冷蔵庫などに電気が通ると停電時でも不自由なく過ごせますね。また、冬の暖房や夏の冷房がエアコンなどの電気を必要としている場合、停電で止まってしまうと室温の調整が難しくなってしまいます。

夏は熱中症の危険もあるので、とくに小さいお子さんやご高齢の方がいるご家庭はもしもの時用に蓄電池があれば安心ですね。

日本は地震など自然災害が多いので、その分停電リスクも高くなっています。とくに災害はいつもと状況が変わり不安になりますよね。そんな時に電気を普段通りに使えるのは有難いです。

このように蓄電池を導入しているご家庭では、停電時に蓄電池の備えがあって良かったと実感するようです。

テスラ蓄電池のメリット・デメリット

メリット

①圧倒的な低価格

価格の安さからテスラの蓄電池を知るきっかけになったとう人もいるのではないでしょうか。他の蓄電池と比べても1/3~1/4の安さと圧倒的です。

②大きな蓄電容量

パワーウォールの蓄電容量は13.5kWhで、家庭の1日分の電気を十分に供給することができます。同価格帯の蓄電池と比較してもなんと日本で最大の容量です。

③スマホアプリで管理できる

iPhoneなどスマホがあればテスラのアプリで太陽光発電量や電気の消費量をモニタリングできます。さらにエネルギー自給率を高めたり、節約を最大化したりと、スマホ1台で希望の設定を調整することができます

④シンプルでスタイリッシュなデザイン

モダンでシンプルなデザインが家の外観やインテリアの邪魔をしません。配線や排熱口がむき出しになっていない点もスタイリッシュな見た目を生み出しています。また、防水防塵構造なので屋外でも安心して設置しておけます。

⑤稼働中も静か

家の屋内や屋外に設置する場合、生活が近い分機械音がうるさいと気になってしまいますよね。パワーウォールは稼働中もほとんど音がせずに静かなので、蓄電池の騒音に悩まされることはありません。

デメリット

①導入に時間がかかる

2020年に日本へ進出したばかりで、低価格での販売などから注目が集まり、なかなか蓄電池自体が手に入らず導入に時間がかかってしまいます。短期間での設置は難しいのが現状です。

②補助金の対象外

補助金の条件であるJET認証を取得していないので、補助金を受けるのは難しいでしょう。

③国内での実績が少ない

まだ日本に参入してから日が浅いので、施工事例も少なく設置できる施工店も多くありません。必然的に選択肢の幅も少なくなっています。

④補強が必要な場合も

スタイリッシュな見た目ですがパワーウォールの重量は114㎏あります。日本は床置きの設置方法を推奨していますが、転倒防止のための工事や壁掛け設置になった場合木造などの壁ではもろいので補強工事が必要になるかもしれません。工事費用が割り増しになってしまうかもしれませんので、施工店としっかり相談して決めましょう。

⑤売電単価が下がるかも?

蓄電池には「押上げ効果がある蓄電池」と「押上げ効果がない蓄電池」があります。パワーウォールは「押上げ効果がある蓄電池」に該当し、2019年以前に太陽光を設置した方は売電開始年度ごとに売電価格が1~8円下がる可能性があるのです。

理由としては安い深夜電力を、昼間に売電し差額分を利益となるのを防ぐためです。対象となるか確認しておきましょう。

まとめ

テスラの蓄電池パワーウォールの知っておきたいポイントをまとめました。

特徴・メリットは、

パワーウォールのメリット

  • 圧倒的な低価格
  • 大きな蓄電容量
  • スマホアプリで管理できる
  • シンプルでスタイリッシュなデザイン
  • 稼働中も静か

確認しておくべき点・デメリットには

パワーウォールのデメリット

  • 導入に時間がかかる
  • 補助金の対象外(JET認証なし)
  • 国内での実績が少ない
  • 補強が必要な場合も
  • 売電単価が下がる可能性あり

このような点が挙げられます。

これらのポイントを踏まえ、テスラの蓄電池も候補に入れてみてはいかがでしょうか。